シリアの歩き方

御代田町立図書館入口のリサイクル本コーナーに置いてある本は、
自由に持ち帰ってもいいそうです。

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先日、私が見たときは写真の通り、
古くなった各国の『地球の歩き方』が8割を占めていました。

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最も新しいもので「08-09年版」。
地図や観光地案内などは、参考にできると思いますが、
時刻表や料金などは当時と変わっていて、
あてにならないかもしれません。

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中には「05-06年版」のヨルダン、シリア、レバノンと、
3つの国の案内が1冊になったものも。
本が出た当時は、シリアも自由に渡航できたのでしょうが、
2011年から続く騒乱で、今は全土に退避勧告が出ています。

犠牲者はこれまでに14万人以上。
12世紀に建てられた十字軍の城や、
古代都市アレッポにある世界最大規模の市場「スーク」など、
貴重な建物もかなり破壊されているようです。

人命はもちろん、何百、何千年とその場にあった街の象徴が、
人の手によって一瞬で失われてしまうのは、
悲しいとしか言いようがありません。
遺体と瓦礫、絶望と苦しみ以外に、
戦争が生み出すものって、何なんでしょう。

シリアに平和が戻り、旅人が自由に街を歩ける日が、
一日も早く訪れることを願っています。

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Jun Shimazaki

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なるようなブログにしたいと思います。