ハイの時の仕事

先日、ITジャーナリストの佐々木俊尚さん
取材させて頂きました。

Exif_JPEG_PICTURE

近著の『家めしこそ、最高のごちそうである。』は、
タイトルからもわかる通り、
これまで、佐々木さんが発表してきた
ネット社会やコンピューターテクノロジーの書籍とは毛色が違う、
シンプルな食生活を提案する料理実践本。
佐々木さんの「食」に対する考えや、
味付けの組み合わせ方、家めしレシピなどを紹介しています。
登場する料理の写真は佐々木さんが作ったものを、
奥様でイラストレーターの松尾たいこさんが撮影し、
Facebookにアップしていたもの。

本の中で印象的だったのは、
「食」を見直すきっかけにもなった、断食体験のくだり。
断食して空腹状態が続くと、
身体が軽くなって神経が研ぎすまされ、
「デトックスハイ」のような状態になるのだとか。
ランナーズハイやクライマーズハイはよく知られていますが、
既出のどのハイも体験したことがない私には、
ハイがどんなものなのか、いまいちピンときません。

唯一、経験したことがあるハイを挙げるとすれば、
「締め切り間近ハイ」くらいでしょうか。
もう、あとがない追い込まれた状態だと、
異様に集中できて仕事のスピードが上がります。
ただ、そういう状態の仕事って、あとから振り返ると、
良くできていないことの方が多い気がします。

「それは〈できた〉のか?〈終わらせた〉のか?」
最近流れている、缶コーヒーのCMのフレーズですが、
まさに、そのことを言っていると思い、ドキリとさせられました。
「締め切り間近ハイ」が発動しないよう、
余裕をもって、仕事を進めることを目指したいと思います。

「他の人よりも圧倒的に原稿を書くのが早い」と、
佐々木さんは、ご自身のことを仰っていました。
「締め切り間近ハイ」になど、なったことないんだろうな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Profile

Jun Shimazaki

その日撮った写真やら、
取材先で気になったことやら、
話題のスポットやメニューやらで、
軽井沢ライフがちょっとオモシロク
なるようなブログにしたいと思います。