接しやすい巨人

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南軽井沢のふりこ茶房の店主、山野上さんが制作している、
「軽井沢で~らん坊人形」は、伝説の大男「でいらんぼう」をイメージし、
ホオノキを彫って作った軽井沢の民芸玩具。

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このように解体したり、
動かしたりして、遊ぶことができます。

でいらんぼうの話は、長野県内あちこちに伝わっていて、
あの「まんが日本昔ばなし」にも登場します。
You Tubeに落ちているのを見ましたが、
恐ろしいほどの勢いで噴火している浅間山に、
ちょっとひきました。

矢ヶ崎山のかまど岩で作ったイノシシ汁を、
離山へ持って行く途中に、転んでぶちまけたり、
浅間山に対抗して、八ヶ岳を大きくしようと土を盛ってみたり、
かなりのやんちゃぶりを発揮している、でいらんぼう。

一方で、食べ物を巡った争いが絶えないのを見兼ね、
「粟でも芋でも育てればいい」と、
人間のために平地を作ってあげるなど、
頼りになる存在でもあったようです。

最近の漫画『進撃の巨人』に登場する、
ものすごいスピードで近づき、人を食べてしまう巨人に比べたら、
はるかに接しやすそうです。

季節ごとにきれいな景色を見せてくれる雲場池は、
でいらんぼうの足跡にできた水たまりと言われています。
今は新緑がとてもきれいで、空気も爽やか。
散策するのにぴったりの季節です。

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Jun Shimazaki

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なるようなブログにしたいと思います。