ペイネ美術館は7月22日まで、
「やなせたかしとレイモン・ペイネ」展を開催中です。
アンパンマンの作者で知られる、やなせさんと、
ペイネの作品を一堂に展示しています。
もう一カ月以上前になりますが、
やなせさんと交流のあった編集者で、
フレーベル館の天野誠さんのトークショーに行ってきました。
記事はこちら。
天野さんによると、
「あんパンを与える」という行為は、
やなせさんの幼い頃の実体験が、もとになっているのだとか。
一人で遠くへ遊びに行った先で、お金を落としてしまい、
電車で帰れなくなったやなせさん。
とぼとぼと歩いて家を目指している途中、
ばったり出会った友達のお母さんから、あんパンをもらいます。
その味が忘れられず、ずっと心の中に残っていたのだそう。
もし、友達のお母さんからジャムパンをもらっていたら、
アンおじさんが作る、ジャムパンマンの話ができていたかも…
なんて想像をしてしまいます。
テーマ曲「ジャムパンマンのマーチ」は
♪邪(じゃ)邪(じゃ) ジャムパンマン よこしまな君は〜…
得意の「邪ムビーム」で、
車のハンドルやドアノブ、枕などをべとべとにする、
地味な嫌がらせを仕掛けてきます。
そんな話を、やなせさんが書くわけありません。
枕がジャムでべとべとだったときは、叫びましょう。
「助けて!アンパンマーン」と。